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わたしの魂よ、主をたたえよ。わたしの内にあるものはこぞって聖なる御名をたたえよ。

(詩編103編1節)

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子どもたちに福音を speech for children

子どもたちへのメッセージ

大塚平安教会の隣はドレーパー記念幼稚園があります。
 
 毎週水曜日は子どもたちに牧師が聖書のお話をして、礼拝を守っています。幼子に対するメッセージは思っている

よりもずっと難しいものです。でも、大変やりがいがあるのも事実です。毎回苦労して話していますが、その内容が

どなたかの参考になるとか、心に通じるものがあればと思いメッセージの内容を記すことにしました。

代表的な二つのメッセージを記していますが、さらに下の段には月毎のメッセージを幾つか入れてあります。読んで頂けたら幸いです。

● コリントの信徒への手紙一39

「わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり、あなたがたは神の畑、神の建物なのです。

   

今日は「あなたがたは神の畑、神の建物なのです」という言葉ですね。畑と建物、なんだかあんまり関係が無いようにも思いますが、でも、しっかりと深い所で関係していると思います。
 どこが関係しているのかというと、大切な所が見えないってことかなって思います。畑に何か野菜とかお花とかの種を植えます。太陽の光、空からの雨、そして何よりも土の栄養があって、種は芽を出して、大きく成長し、時が立てば、花が咲いて、そして実がなります。
 私たちは土から出てきた芽も葉っぱも花も実もしっかりと見ることが出来て、収穫の時になると、あ〜嬉しいなぁ、楽しいなぁって思います。収穫は一番の喜びです。
 その収穫の時期は、大抵、秋ですね。だからもうすぐ、お米や野菜や果物の収穫の時、そのお祝いの一つとして、バザーがあるんだと思いますよ。幼稚園もバザーがありますね。1123日になりますが、あと一カ月後ですね。バザーは人も沢山集まって、楽しいお祭りです。
 でもなんでバザーをするのかというと、今年も、沢山のお米や野菜や果物を与えて下さった神様に感謝する、そんな思いが、バザーをする気持ちの中にあったらいいなぁって思います。
 楽しいバザーをする為にも、沢山のお米や野菜や、果物が収穫されて、みんなが笑顔になるといいですねぇ。さて、その沢山のお米や野菜や果物が採れる為には、花も実も大事ですが、私たちの目には見えないもの、土の中にある、植物の根がとっても大切です。しっかりとして広く、力強く土の中に根を張っている稲や野菜、果物こそ、美味しい食べ物となるんですね。その、目には見えない根、もし見ようと思ってひっこ抜いたらどうなります。
 そう枯れてしまいますね。枯れないように、しっかりと根が張るように、私たちは水をやったり、栄養をあげたりするわけです。根がその植物の全てを支えていると言っても良いと思いますよ。
 建物の中で一番大事な所はどこだろうって考えると、やっぱり、私たちの目には見えない所、どこかというとここは2階ですね。だから2階の下は、1階、1階の下には何があるかというと、土台があるわけです。土台というのは、この建物の全てを支えています。地震が来ても、台風が来ても、土台がしっかりしていれば、そんなに心配することはありません。土台がしっかりしていれば、しっかりしている程、建物は安心なんですね。でも、その土台を私たちは見ることが出来ません。建物の一番下のところですからね。目で見ることは出来ません。
 畑のお米や野菜も、地面の下の根がしっかりしていればいるほど、台風や嵐が来てもしっかりと根を張っていますから大丈夫です。建物も土台がしっかりしていればいるほど、安心して生活出来るわけです。大切な部分というのは、私たちの目に見えない所にあるのかなぁって思いますね。

私たちもそうだと思いますよ。聖書には「あなたがたは神の畑、神の建物です。」とありました。それは私たちが生きていく中で、大切な所は目に見える所ではなく、つまり、姿や格好ではなくて、目には見えない、私たちの心の中にあるんじゃないのかなって思います。
 私たちの心が、神様の御言葉を聞いて、聖書の言葉を聞いて、どんどん素敵になっていく。どんどん元気になっていく、どんどん柔らかく、しなやかになっていく。そして、そんな心になればなるほどに、あなたって素敵ね、あなたって優しいね、あなたと一緒にいると楽しいって言われるような人になっていくんだと思いますよ。大切なことは、目に見えるところではなく、目に見えない所がしっかりと、神様に繋がることです。神様に繋がって、神の畑、神の建物として、素敵に生きていけると思います。

●コリントの信徒への手紙一 1章10節


「皆、勝手なことを言わず、仲たがいせず、

心を一つにし思いを一つにして、固く結び合いなさい。

暑い夏もちょっと過ぎまして、だんだんと秋になって来ましたね。この時期、食欲の秋と言いますね。

この間、ちょっとお腹が空いたなと思いまして、お蕎麦屋さんに入ったんですよ。暑い日でしたからね、暖かいお蕎麦よりは冷たいお蕎麦がいいなって思いまして、ざるそばを頼みました。そうしたらね、肉入りがいいですかって聞かれましたので、肉入りのほうが良いかなって思って、肉入りにして下さいって言いました。そしたら、冷たいお蕎麦に、すごく熱いタレに肉が入っているのが出て来ましてね、冷たいお蕎麦なのに、熱いタレに入れて食べると、熱いお蕎麦になるんですよ。だからね、なんだか変だなって思いながら、最初から暖かいお蕎麦を頼めば良かったなと思いながら食べました。

 冷たいお蕎麦は、冷たいタレで食べる、暖かいお蕎麦は暖かい汁に入っているのが美味しいかなと思います。そのほうがずっと美味しいなって思います。何を言いたいのかというと、「心を一つにし思いを一つにして、固く結び合いなさい」って聖書にありますよってことです。どういうことでしょうか?

 お蕎麦だけじゃなくて、例えば音楽もそうですね。最近ですね。音楽のコンサートがありますから来てくださいって、手紙を沢山頂きます。芸術の秋って感じですけどね、音楽も、色々な楽器があります。ドラムは手や棒で叩きますよね。バイオリンやギターは弦を弾いて音を出すわけで、それから笛とかフルートはね、口で息を吹いて音を出しますね、それぞれ音を出す方法は違うけれど、それぞれがバラバラだと音楽になりません。お互いがお互いの音を聞きながら、その音に合わせた所で綺麗な音楽になるわけでしょう。聞いていて、あ〜綺麗だな、聞いていて気持ちがいいなぁって聞こえてくるのは、皆の心が一つになっていて、思いが一つになっているからなんですね。大切なのは、自分だけではなく、相手の音もちゃんと聞くということです。

 皆さん、私は教会の牧師です。皆さんが牧師先生って呼んでくださいます。
牧師の働きの一番大切なことは何かなと考えると、、教会の皆が仲が良い、皆の心が
一つになっているということかなって思います。今、教会は会堂建設をしておりますけれど、新しい教会、早く出来ればいいなと思います。
 教会皆の願いです。「心を一つに、思いを一つに」ねぇ、そうなるといいなって思っています。

なんで、心を一つに、思いを一つに出来ると良いのか、それはね、一つになれると平和がやって来るし、お互いに気持ちが良いんですね。

もしね、新しい教会を建てましょう。って言う人がいたとするでしょ。でもね教会よりは幼稚園を新しくしましょうって人がいたとしたら、困りますね。でもね建てるより、今のままで我慢して過ごしましょうって人もいたら、もっと困りますね。新しい教会が良い、、イヤ、幼稚園が良い、、イヤ、何もしないで我慢が良い、、なんてことになったら、心も思いもバラバラで、皆が嫌な気持ちになります。

だから、大切なことは、食べ物も、お蕎麦はお蕎麦のように、うどんはうどんのように、冷たいものは冷たいもの、暖かい物は暖かい物。音楽もどの楽器もそれぞれに音は違っても、お互いに会う、美しい音楽を互いに出す時に、いいなぁって思うように、
 私たちもね、それぞれが心一つに、思いを一つにしながら過ごすと気持ちいいんですよって、そう聖書は教えて下さっているんだと思います。
 皆さん、時には喧嘩をする時があるかもしれません。時には泣いてしまう時があるかもしれません。そうしたくなりますよね。でもね、大切なことは、皆が勝手なことを言わず、仲良く、心を一つにして、思いを一つにして、素敵なハーモニーを出すことかなって思います。

以下のメッセージはブログに掲載しています。お話をする際の参考になれば、と思います。

季節  聖書箇所  タイトル 
 1月     ヨハネによる福音書10章110番節 わたしは良い羊飼いである。 
マタイによる福音書4章4節   愛がなければ
 ルカによる福音書14章34節 神さまって塩のようだね 
 ヨハネによる福音書15章5節  神さまにつながって
 詩編33編3節 新しい歌を歌おう 
 2月  マタイによる福音書6章22節  澄んだ目
   ヨハネによる福音書1〜15節  すべの人が満足した
 3月   エフェソの信徒への手紙5章8節  光の子として歩みなさい 
 フィリピの信徒への手紙4章4〜5節 喜び続けていきましょう。 
 エフェソの信徒への手紙5章1節 お返しはいらない 
 4月 マタイによる福音書6章28節   野の花を見なさい。
 5月  コロサイの信徒への手紙4章2節
【母の日礼拝】 
 目を覚まして、感謝を込め
 ヨハネの手紙一 4章19節  自由に生きるのにたいせつなこと

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      (幼稚園と兼用)